なぜこのルート?
九份と十分は、北台湾チャーターの定番コースです。赤い提灯が連なる山あいの町・九份と、線路の上でランタンを上げる十分。雰囲気のまったく違うふたつの町を、台北から1日で巡れます。途中の陰陽海と黄金瀑布は公共交通では行きにくい場所ですが、車なら路肩に停めてすぐ見られます。初めての台湾旅行にも、小さなお子さま連れのご家族にもおすすめです。
九份と『千と千尋の神隠し』
「九份は『千と千尋の神隠し』のモデルですか?」とよく聞かれます。スタジオジブリは公式にモデルと認めていませんが、提灯が軒を連ねる石段の路地や、山の斜面に張り付くように建つ茶楼の景色が映画の世界観を思わせることから、日本からの旅行者に一番人気の撮影スポットになっています。
いちばん写真が撮られているのは、豎崎路の石段と、その途中に建つ阿妹茶樓です。提灯に明かりが灯る夕方16:30〜17:30ごろが最も幻想的。帰りの路線バスは夕方に混み合いますが、チャーターなら提灯を見届けてから、そのまま車で台北へ戻れます。
ハイライト
🏮 九份老街:提灯が灯る山の町
📷 Photo by Nat Chen (@nat0408) on Unsplash
九份は、映画『悲情城市』で一躍有名になったかつての金鉱の町です。メインストリートの基山街には食べ歩きの屋台やお土産店がぎっしり。基山街と交差する豎崎路は急な石段が続き、両側の茶楼に提灯が下がる、九份らしい景色が広がります。
必食グルメ:
- 阿柑姨芋圓:九份で一番有名なタロイモ団子の店。山頂側の席から海を眺めながら食べられます
- 賴阿婆芋圓:もう一軒の老舗。食感が少し違うので、食べ比べもおすすめです
- 阿蘭草仔粿:よもぎ餅のような素朴なおやつ。甘い餡としょっぱい餡の2種類があります
- 護理長的店:地元の人が通う食堂。魯肉飯と魚丸湯(魚のつみれスープ)でお昼にぴったりです
- 九份茶坊:築100年以上の建物で、海を眺めながら東方美人茶をいただけます
🎆 十分老街:線路の上でランタン上げ
📷 Photo by Bas Glaap (@basglaap) on Unsplash
十分老街では、平渓線の列車が商店街のすぐ脇を走ります。列車が来ない合間に線路へ出て、ランタン(天燈)に願い事を書いて空へ放つ――台湾でもここならではの体験です。ゆっくりと空へ昇っていくランタンは、旅の忘れられない一枚になります。
ランタンの豆知識:
- 単色なら赤が一番人気。幸せを願う色です
- 4色のランタンは、4面それぞれに別の願い事を書けます
- お店のスタッフが点火と撮影を手伝ってくれるので、初めてでも安心です
ご注意:ランタンを上げる前に、列車の接近に気をつけてください。列車が近づくと周りの人が声をかけてくれますが、ご自身でも確認しましょう。
💧 十分瀑布:台湾のナイアガラ
📷 Photo by James Virtudazo (@jamesvrtdz) on Unsplash
幅約40m、落差約20mの、台湾最大のカーテン型の滝です。水量の多い日は展望台まで水しぶきが届くほどの迫力。老街から平坦な遊歩道を歩いて15〜20分ほどで着きます。
撮影のコツ: 滝の下側の展望台から撮ると、カーテン状の滝全体が一枚に収まります。水量が多いのは雨季の5〜9月。水しぶきが強いので、スマホの防水対策をお忘れなく。
✨ 陰陽海 & 黄金瀑布:自然が描いた金と青
📷 Photo by Chromatograph (@chromatograph) on Unsplash
九份から車で10分ほどの金瓜石エリアにある絶景スポットです。黄金瀑布は、鉱物を含んだ水が岩肌を金色に染める不思議な滝。すぐ近くの陰陽海では、鉱物を含む水が海に流れ込み、金色と深い青の海がくっきりと分かれて見えます。どちらも路肩に車を停めてすぐ見られるので、ほとんど歩く必要はありません。
📷 Photo by Andy Kuo (@chyi826) on Unsplash
撮影のコツ: 黄金瀑布は午後の日差しが当たると一番金色に輝きます。陰陽海は、水湳洞の駐車場そばの高台から撮ると、金色と青の境界線が一枚に収まります。
おすすめ行程
提灯が灯る夕方の九份を最後に楽しめるよう、十分 → 金瓜石 → 九份の順に巡る8時間のプランです。
午前 — 十分でランタン上げ
- 10:00 台北市内のホテルを出発(十分まで約1時間)
- 11:00 十分老街でランタン上げ、雞翅包飯で軽めのランチ(約50分)
- 11:50 遊歩道を歩いて十分瀑布へ(約30分)
午後 — 金瓜石の絶景
- 12:20 車で金瓜石へ(約45分)
- 13:05 陰陽海(約15分)
- 13:20 黄金瀑布(約15分)
夕方 — 提灯の九份
- 13:45 九份に到着。基山街で食べ歩き、豎崎路を散策(約2.5時間)
- 16:15 阿妹茶樓や九份茶坊で、海を眺めながらお茶の時間
- 16:45 提灯が灯り始めた豎崎路で撮影
- 17:00 台北へ出発(約1時間、18:00ごろホテル着)
提灯の点灯時刻や日の入りは季節によって前後します。夏場など暗くなるまで九份に滞在したい場合は、1時間単位で延長できます。
実用情報
- ベストシーズン:通年楽しめますが、山あいに霧が立ち込める秋冬(10〜12月)が最も雰囲気があります
- 混雑を避けるには:平日の訪問がおすすめです。週末は昼前後に団体ツアーが集中するので、九份の撮影は夕方がねらい目です
- 服装:九份は石段が続くので、歩きやすい靴が必須です。山の上は台北より3〜5度ほど涼しいので、薄手の上着があると安心です
- 雨具:九份は一年を通して雨の多い町です(特に秋冬の北東季節風の時期)。折りたたみ傘かレインコートをお持ちください
- ドライバーとの会話:RelayGoのアプリでは、ドライバーとのチャットが自動で翻訳されます。立ち寄り先の追加や集合時間の相談も、日本語で送るだけで伝わります
関連ガイド
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🚌 公共交通で行く自由旅プラン
チャーター車なしでも大丈夫!電車とバスで巡る九份・十分の自由旅プラン。予算を抑えたい方や、自分のペースで旅したい方におすすめです。
おすすめ行程
| 時間 | 行程 | 交通手段 |
|---|---|---|
| 08:00 | 台北駅出発 | **台鉄区間車**で瑞芳へ(約36分、NT$57) |
| 08:50 | 瑞芳駅で乗り換え | **平渓線**で十分へ(約26分、NT$20) |
| 09:30 | 十分到着 | ランタン上げ、老街散策、十分瀑布まで徒歩(約1.5時間滞在) |
| 11:00 | 十分出発 | **平渓線**で瑞芳へ戻る(約26分、NT$20) |
| 11:40 | 瑞芳駅で乗り換え | **788番バス**で九份老街へ(約15分、NT$15) |
| 12:00 | 九份到着 | ランチ、老街散策、茶館でお茶(約3時間滞在) |
| 15:00 | 九份老街バス停 | **基隆客運1062番**で台北・忠孝復興駅へ直行(約1時間、NT$101) |
| 16:00 | 台北到着 |
💡 上記運賃は2026年の参考価格です。実際の運賃は変更される場合があります。公式サイトでご確認ください。
チャーター車 vs 公共交通
| 公共交通 | チャーター車 | |
|---|---|---|
| 行程 | ダイヤに合わせた固定ルート | 完全カスタマイズ、好きな場所で停車 |
| 観光スポット数 | 2〜3ヶ所(乗り換え時間の制約) | 4〜5ヶ所(黄金瀑布・陰陽海含む) |
| 快適さ | 荷物は自分で持ち、バス待ち | ドアツードア送迎、荷物は車内、冷房完備 |
| おすすめの方 | バックパッカー、一人旅、節約派 | 家族連れ、お年寄り、大きな荷物がある方 |
| 待ち時間 | 平渓線は約1時間に1本 | 待ち時間なし、専属ドライバー |
| 郊外スポット | 黄金瀑布・陰陽海はアクセス困難 | 楽々アクセス、バス路線の制約なし |
ご注意
- 平渓線は本数が少ない:約1時間に1本。乗り遅れると1時間待ちになるため、事前に時刻表を確認しましょう
- 九份からの帰りのバス:週末は満席の場合も。15:00前の乗車がおすすめです
- 悠遊カード(EasyCard)必携:電車・バスすべてタッチ決済OK。切符を買う手間が省けます
- 黄金瀑布・陰陽海:公共交通ではアクセスしにくい場所です。788番バス「黄金博物館」停留所から徒歩で行くことも可能です
- 雨対策:山間部は雨が多いです。傘をお忘れなく。雨の日は九份の石段が滑りやすいのでご注意を